2週間ごとの計測データ1年分を公開
初心者でも飼いやすいペットとして人気のミシシッピニオイガメ。カメの中では小柄な種で、最大でも甲長が13cm程度にしかならないため、さほど場所を取らずに飼育することが可能です(詳しくは下記の記事参照)。
では、ミシシッピニオイガメの赤ちゃん(生後3ヶ月)は、半年間でどのように成長していくのか。2022年7月上旬の記事で、一つの事例として僕が育てている子の甲長と体重の推移をご紹介しました。
今回は、それからさらに半年が経過し、ミシシッピニオイガメをお迎えして1年が過ぎたので、甲長と体重がどのような推移を辿ってきたか、改めて掲載したいと思います。
前回に引き続き、計測は約2週間ごとに行っています。これからミシシッピニオイガメの飼育を考えておられる方や、育て始めたばかりという方の参考になれば幸いです。
※2024年1月5日追記
ミシシッピニオイガメのお迎えから2年経過した段階でのブログを更新しましたので、2年分のデータをご覧になりたい方は下記の記事を参照ください。
1年で甲長3.5倍、体重36倍
さて、早速ですが、具体的な甲長と体重の測定結果は下記の通りです。
甲長と体重、それぞれをグラフにすると、下記のようになります。
1年を経て、甲長2.5cm→8.8cm(3.52倍)、体重4g→145g(36.25倍)となりました。これでもかなり大きくなりましたが、最終的には甲長12~13cm、体重400g程度になるはずなので、まだまだ成長途上ですね。
食事の量や頻度は?
元々食事は、株式会社キョーリンの「カメプロス(甲長3~8cm用)」を1回10~15本ずつ1日3回与えていました(途中ダイエット期間あり)。しかし、体が大きくなるにつれて基礎代謝も上がるため、最近は1回30~40本ずつ、1日2回与えています。
また、今手元にある「カメプロス(甲長3~8cm用)」がなくなったら、今度は「カメプロス(甲長8cm以上用)」に切り替えるつもりです。その際にどのような量と頻度にするかは、試行錯誤して決めます。
前回も書きましたが、食事の量をどの程度にすべきかについては、正解がありません。個体差もありますし、飼育しているカメの年齢、甲長、体調などの変化に応じて「適量」が日々変わるからです。
したがって、自身が適切だと思う量の食事を与えながら、定期的な観察と体重測定を繰り返すしかありません。詳しくは下記の記事内で紹介していますので、ご興味があればご覧ください。
カメは脱走の名人!
ミシシッピニオイガメに限らず、カメは僕らが思っている以上に力の強い動物です。手足の可動範囲も広いため、特に成長してくると、自分の甲長より大きな壁でも器用に懸垂をして乗り越えることがあります。
うちでは水替えの際、一時的にプラスチック容器に移ってもらっているのですが、先日ついに、この容器の壁を乗り越えました。下の画像は、まさにこれから脱出を図ろうとしているところです。重い甲羅を背負っているにもかかわらず、この状態から出られるのですから、全く侮れません。
飼育している子が元気に育ってくれるのは嬉しい限りですが、それによって新たなリスクが生じることもあります。家を空けている間にカメが脱走してしまい、危険な目に遭っては大変なので、水槽のレイアウトなど常に気を配るように心掛けましょう。