ノーベル文学賞

大江健三郎『万延元年のフットボール』/ノーベル賞作家の描く“罪と罰”

早熟な新進作家として文壇に立つ 日本人2人目となるノーベル文学賞の受賞作家として知られる大江健三郎(1935~2023)。今年3月に亡くなったことで改めて注目が集まり、追悼コーナーが設けられている書店もあります(2023年6月末現在)。 大江は1958年、東京…

ノーベル賞作家バルガス・リョサが描いた祖国ペルーと社会主義革命

ペルーが誇るノーベル賞作家 空中都市マチュ・ピチュやナスカの地上絵などで有名なペルー。南米の中では、ブラジルやアルゼンチンと並んで日本人に馴染みの深い国ではないでしょうか。 僕も大学時代、2012年2~3月にかけて南米を周遊した際、ペルーを訪れま…