江戸時代初期の四国各所が舞台/連作短編集『義商一人』好評発売中!

歴史小説『義商一人』Amazonで発売

 皆さん、歴史には興味がおありでしょうか。小説は読まれますか。僕はその両方が大好きで、自身でもペンネーム川崎史英(かわさき しえい)名義で歴史小説を執筆しております。

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 2024年2月、そんな僕の書いた連作短編集『義商一人』が、Amazonにて発売されました!「Kindle」のアプリ上で、どなたでも読むことが可能です。

 これに伴って、こちらのブログも川崎史英名義に変更しましたので、遅ればせながら今回は少し著書の宣伝をさせてください。

 本作の舞台は江戸時代初期の四国各所。道後の湯、高知城、栗林荘、かずら橋、今治城、桂浜、阿波の土柱、高松城下郊外のうどん屋で繰り広げられる八編から成る連作短編集です。

 大坂夏の陣の戦場から命からがら逃げ延びた落ち武者、走ることに天賦の才を持つ少女、上役からの叱責に怯えて日々胃痛に苦しむ侍、船を造らせれば並ぶ者のない元漁師……全く異なる背景を持った人々の逸話が並んでおりますが、読み進めていくにつれて、徐々に一つの大きな物語が紡がれていきます

小説の読み方に「正解」はない

 普段の書籍紹介記事であれば、自身の所感、興味深かった場面、印象的な描写についての考察などをつらつらと述べますが、今回は僕自身が著者ですので、そうしたことは一切書きません。自身の想いを物語に乗せて伝えるのが小説家であり、それを簡素な言葉で済ませてしまうのは野暮ですからね。

 また、本作の「著者あとがき」にも記しましたが、単一の読み方しか許されないような小説は名作とは言えません。確かに、本作に僕の想いが乗せられているのは事実ですが、それは決して「正解」などではないのです。

 読者の皆様には是非とも、自由に読み、考え、感じ、この作品から飛び出すくらい空想の羽を広げてほしい。それこそが「小説を読む」という営みの醍醐味だと、僕は思っています。

 実際、これまで書いていただいたAmazonのレビューを見ても、「現代のビジネスの世界で生きる人々にも何らかのヒントになる」「女性が非常に魅力的に描かれている」(いずれも原文ママ)といった、僕自身の意図から離れた読み方がされており、面白いと感じました。

 少ない情報で恐縮ですが、この記事で興味が湧いた方は、是非ともお手に取っていただけますと幸いです。

 最後になりますが、川崎史英名義でX(旧Twitter)とInstagramによる発信もしておりますので、こちらも是非フォローください。見ていただければ分かるかと思いますが、基本的には読書記録や歴史に関して投稿しています(Xの方が発信量多めです)。

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 今後も力の限り、歴史小説を書き続けてまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。