島根・宍道湖を望む松江城/現存天守を誇る国宝城跡

5大国宝城跡にして現存12天守の1つ 島根県を旅行する上で、出雲大社と共に欠かせないのが松江城です。日本国内に現存する12天守の1つであり、2015年7月には城跡の天守として63年ぶりに国宝に指定されました。 日本の天守で国宝となっているのは、他に姫路城…

日本100名城の鬼ノ城/1300年の時を超えて姿を現した古代山城

天守閣だけが城ではない 日本の城と言えば、姫路城や松本城といった壮麗な天守閣を誇る近世城郭を想像する方が多いと思います。たとえ天守閣は現存していなくとも、巨大な石垣や塀から鉄砲を撃つための狭間に合戦の名残りを見ることができる戦国時代の城が一…

令和で126代目!考古学から「天皇」の起源を紐解く1冊

「天皇」はどこから来たのか? 平成も残り僅かとなりました。あと数日で新天皇が即位し、令和に改元となります。日本の天皇家は世界でも有数の歴史を誇りますが、その起源についてはよく知らない方が多いのではないでしょうか。 日本の「天皇」はどこから来…

古代ローマ有数の歴史家タキトゥスが描いたゲルマン民族

ローマ帝国の天敵、ゲルマン民族 今から約2000年前の古代、地中海世界全域を支配して栄華を誇ったローマ帝国。その強大なローマであっても、常に警戒を怠ることができなかったのが、北方のゲルマン民族です。ローマ帝国の歴史は、彼らとの戦いに終始したと言…

ユダヤ教誕生の謎に迫る!一神教革命はいかに起こったのか?

ほぼ100%の人が多神教信者だった古代 現在、世界には数えきれないほどの宗教がありますが、ユダヤ教(1300万人)、キリスト教(20億人)、イスラム教(12億人)に代表される「一神教」を信じる人が世界人口の半数を占めます。 しかし古代においては、人類の…

雑誌記者も実践!読者を引き込む文章術

想定とのギャップがインパクトを生む 僕ら雑誌記者が記事を執筆する際には、「読みやすい」文章を書かねばならないのは当然として、その一段上の「面白い」読み物を提供することが求められます。 何を「面白い」と感じるかは人によって異なるため難しいので…

現役編集者直伝!誰でも簡単に実践できる校閲・校正テクニック

文中からミスを一掃しよう 日々生活していると、文章を書く機会って意外に多いですよね。僕のように執筆・編集を職業としていなくても、仕事でメールを打ったり、資料を作成したりする方は少なくないと思います。 もし文面に誤りがあったとしても、SNS投稿や…

全ての夢追い人必読!サマセット・モーム『月と六ペンス』

19世紀の画家ポール・ゴーギャンがモデル イギリスの小説家ウィリアム・サマセット・モーム(1874~1965)。今回は、彼が1919年に発表し、名声を得るきっかけとなった『月と六ペンス』(岩波文庫)をご紹介します。 本作は、モームがポスト印象派の画家ポー…

映画ドラえもん のび太の特技が冴え渡る『銀河超特急』

のび太のカッコいい場面が最も多い映画 ちょうど50年前の1969年から連載が開始され、今や国民的アニメとなったドラえもん。1980年からは劇場版の上映も始まり、今年3月公開の『のび太の月面探査記』で39作目を迎えます。 映画では毎回、ドラえもんたちが宇宙…

ベーシックインカム、1日3時間労働、国境開放が世界を救う?

ベーシックインカムの是非を問う 経済格差の拡大を背景に、ベーシックインカム導入の是非について議論が高まっています。ベーシックインカムは、全ての国民に対して最低限の生活を保障するだけのお金を定期的に直接支給するという政策。これだけ聞くと夢のよ…

クロスバイク&ロードバイク初心者必見!川沿い走行3つの利点

街に繰り出す前にサイクリングロードへ 4月も半ばとなり、ようやく暖かくなってきました。外でスポーツをするのに良い季節ですね。 今回は、クロスバイクやロードバイクといったスポーツ自転車の初心者に向けて、川沿いのサイクリングロードでの走行をオスス…

文化人類学の名著!レヴィ・ストロース『悲しき熱帯』

アマゾンに住む「未開」の民族を調査 人類はどのように発展してきたのか、その経緯を文化的な側面から研究するのが文化人類学です。今回は、その文化人類学の名著と称されるレヴィ・ストロース(1908~2009)の『悲しき熱帯』(中公クラシックス)をご紹介し…

「昭和の妖怪」岸信介が語る20世紀の日本史

日本近現代史のリアルが分かる 「昭和の妖怪」との異名を取った人物をご存知でしょうか。 岸信介(1896~1987)。1957~60年にかけて日本の総理大臣を務めた男です。現在首相を務める安倍晋三の祖父にあたり、日韓基本条約批准、非核三原則提唱、沖縄返還な…

文章で比喩を使う際に注意すべき3つのこと

ガラスのような銃!? 文章を書く時、「~のような」といった比喩を使いたくなることがあるでしょう。描きたい対象物のイメージを読者に共有する際、比喩には一定の効果があります。 ただ、比喩は使い方を間違えるとイメージが伝わらなかったり、誤解を生ん…